「行政書士へ相談したいけれど、費用がどれくらいかかるのか分からない。」
「相談したら、そのまま依頼しなければならないのではないか。」
行政書士事務所によって相談料や料金体系は異なりますが、相談の目的は、自分の状況でどのような手続が必要なのかを明確にすることです。
この記事では、行政書士へ相談する際の費用の目安と、相談で分かること、正式な依頼までの流れを解説します。
費用の目安と相談で分かること
行政書士の相談料に全国共通の料金はありません。
初回相談を無料としている事務所もあれば、30分から1時間程度の相談に対して3,000円~1万円程度の相談料を設定している事務所もあります。
相談では、相談者の状況を確認した上で、どのような手続が必要なのか、許可や申請の要件を満たしているのか、どの書類を準備すればよいのか、どのような流れで進めるのかを整理します。
例えば、建設業許可であれば、許可取得の見込みや不足している要件、申請までのスケジュールを確認できます。
相続であれば、遺言書の有無によって手続がどう変わるのか、遺産分割協議書が必要なのかなど、自分の状況に応じた進め方が分かります。
相談を終えた時点で、「何を準備すればよいのか」「自分で進められるのか」「行政書士へ依頼した方がよいのか」という判断ができる状態になることが、相談の大きな役割です。
※行政書士に依頼できる内容については、以下の記事を参考にしてください。
「行政書士とは?どんなことを依頼できるのかをわかりやすく解説」
相談するときに準備しておくとよいもの
相談時間を有効に使うためには、現在の状況が分かる資料を持参すると、より具体的なアドバイスを受けやすくなります。
例えば、相続なら故人の戸籍や住民票、遺言書、財産状況が分かる資料など、在留資格であれば在留カードや勤務先の情報などがあります。
資料が揃っていなくても相談できることは多いため、何を持参すればよいか分からない場合は、予約時に確認すると安心です。
相談から正式な依頼までの流れと費用
相談料と業務報酬は、それぞれ別の費用です。
相談では、現在の状況を確認し、必要な手続や進め方について説明を受けます。
その内容を基に、行政書士から業務内容や報酬額について説明を受け、見積書などが提示されることが一般的です。
見積内容に納得できた場合に契約を結び、正式に業務が開始されます。
事務所によって、契約時に着手金を受け取り、業務完了後に残額を精算する料金体系を採用している場合もあります。
一般的な流れは次のとおりです。
1. 問い合わせや相談する
2. 必要な手続や業務内容などの説明を受ける
3. 業務内容に応じた見積書などの提示を受ける
4. 費用や業務内容を確認し、正式に依頼するか判断する
5. 委任契約後、着手金が必要な場合は支払い、業務が開始される
6. 手続完了後、報酬を支払う
相談したからといって、そのまま契約しなければならないわけではありません。
相談・見積もり・契約は、それぞれ独立した段階として進みます。
行政書士への相談は「依頼するか判断するため」の機会
行政書士への相談は、手続を依頼することを決める場ではありません。
現在の状況を整理し、どのような手続が必要なのか、行政書士へ依頼する必要があるのか、自分で対応できるのかを確認するための機会です。
その結果、正式に依頼する場合は、業務内容や見積額の説明を受けた上で契約へ進みます。
「相談」「見積もり」「契約」は、それぞれ目的が異なるため、この流れを理解しておくことで、安心して相談や依頼を検討しやすくなります。
※行政書士に依頼するメリット・費用感については、以下の記事でわかりやすく解説しています・
「行政書士に相談するタイミングとは?|メリット、費用をわかりやすく解説」