「会社生活をこのまま続けていていいのか」
「でも、いきなり独立はリスクが大きい」
そんな中で私が選んだのが、「副業行政書士」という働き方でした。
この記事では、会社員を続けながら行政書士として活動する道を選んだ経緯をお伝えします。
詳しい経緯については、以下の記事でお話ししています。
ご興味のある方はあわせてご覧ください。
「56歳から行政書士を目指した理由|役職離任をきっかけに考えたセカンドキャリア」
1.現在置かれている状況
1992年に大学卒業後に富士通株式会社に入社し、約33年間勤務してきました。
現在は関連会社に出向し、役職を離れて一般社員として働いています。
フレックス勤務かつリモートワーク中心のため、時間的な自由度は比較的高い環境です。
一方で、大学生の子どもや住宅ローンもあり、安定した収入を維持する必要がある状況です。
2.本業にするのか、副業にするのか
行政書士試験の勉強をしていた期間中にも、会社を辞めて行政書士を本業として独立開業すべきか、それとも今の仕事を本業としたまま「副業行政書士」として開業するかという点についてはずっと考え続けていました。
試験勉強を続けるモチベーションの源は、「このまま終わりたくない」という思いでした。
年齢で可能性を区切られることへの違和感や、セカンドキャリアを充実させたいという気持ちが原動力になっていたと思います。そのため、行政書士登録すること自体は当初から決めていました。
ですので、自分自身の中では合格したら2月には登録申請し、4~5月には開業、6月のボーナスを貰って夏休み過ぎには独立しようとの考えに傾いていました。
そして、試験終了から合格発表までの3か月の間、「受かっていたら、どうしようかな」と思いながらもはっきりと決められないままでした。
そして、1月28日の合格発表で自分の受験番号を見つけた後、先々のスケジュールなども考えると具体的にしないといけない、という思いが強くなりました。
3.副業で士業ってできるの?
そもそも、行政書士を副業でやることは現実的なのか。
これは、私自身が最も気になっていた点でした。
副業行政書士として活動していくにしても、知り合いの中にはそうしたキャリアを持つ人間がいないこともあり、その手の書籍を探し求め、経験談や気を付けるポイントはどんな部分なのか等といった情報収集にも努めました。
私の場合には、「行政書士・社労士・中小企業診断士副業カタログ(中央経済社)」という本が大変参考になったので同じ悩みを抱えている方は読んでみることをお勧めします。
行政書士だけでなく、社労士など副業でスタートした方々の体験談が紹介されており、当然掲載されていることから成功している方の事例なのですが、本業と両立していく大変さや辛といった面も含め、有益な気づきが得られました。
4.そもそも副業が認められるのか
もちろん、家族がいる身にとっては独断で決めることはできません。妻とも相談したところ、「やはり開業しても行政書士としての仕事がすぐに有るわけでもなく、上手く軌道に乗せられる保証もない中で、大学の学費や住宅ローンの支払い等を考えれば、独立開業は不安でしかない。副業としてスタートするなら、安定した収入源を維持しながら、いざとなれば撤退することも可能だし。」と至極まっとうな意見でした。反論のしようもありません。
それから、私の勤めている富士通グループは、Work Life Shift によって柔軟な働き方が実現していく中で、社員のスキルアップの場の選択肢が拡大している状況を踏まえ、会社に迷惑をかけないこと、健康面において自己管理ができることを前提に積極的な副業実施を推奨しています。
もちろんどのような内容の事業に従事するのかが個別具体に判断されることになるのですが、副業行政書士としてスタートするには会社の了解を得ておくことが必須です。
そのため、2月に入ってすぐに直属の上司に行政書士試験に合格したので、副業としてスタートしたい、さらには軌道に乗ればそのタイミングで退職を考えている旨を相談し、了解を得ることができました。そのときにも、上司からは妻と同じように「私でも奥さんと同じことを言うよ」と忠告されたましたが、同時に「フレックスを上手く活用しながら、働き方のよき見本になるよう頑張ってください、応援しています。」と励ましのコメントもいただきました。
こうした経緯を踏まえ、人事部門へも正式に副業申請を行い、会社からも了解を得ることができました。
行政書士に限らずどのような副業であっても、自分自身の状況をしっかり把握して、家族の同意を得るとともに、会社の了解を得ておくことが大切だと思います。
5.開業準備に向けて
家族や会社との経緯を踏まえて、いまの自分にとって「副業でスタート」という選択がベストだろうと思っていますし、軌道修正しなければならないような状況に陥っても被害は最低限で済むはずです。
この記事をご覧になっている方の中には、これから開業を目指す方もいらっしゃると思います。
もし今、
・このまま会社員でいいのか悩んでいる
・何か新しいことに挑戦したいと考えている
のであれば、その気持ちはとても大切だと思います。
いきなり大きな決断をする必要はありません。
まずは小さく動いてみること。
私自身も、まだその途中にいます。
本業と上手く両立しながら、副業行政書士として活動していくためには、営業時間はどうするのか、フレックス勤務を活用しながら平日対応が本当にできるのか等々はきちんと詰めなければならないことはたくさんありますが、まずは登録申請~開業準備というステップを踏まなければそのスタートラインに立てません。
そこで、まずは登録申請に必要な準備を進めていこう、ということになりますが、具体的な開業準備や手続きなどについて今後発信していく予定です。
とりあえず、今回は副業行政書士という選択を決めるまでの経緯をお伝えしてきました。
私と同じように、副業という選択肢で悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
※「どんな人が書いているのか気になる」という方は、
これまでの経歴や考え方も含めてプロフィールにまとめています。