前半では、基礎固めの進め方についてお伝えしました。

本記事では、合格に直結する「後半戦の勉強法」として、

アウトプット中心への切り替え
記述対策
模試・直前期の過ごし方

を、実体験ベースで具体的に解説します。

1.勉強の進め方(最も重要なポイント)

この時期からは、それまでの「インプット→アウトプットの反復」から一歩進め、
「合格革命 行政書士肢別過去問集(早稲田経営出版)」1冊を軸にした学習へと
切り替えました。

具体的には、「2週間で1周する」という目標を設定し、各科目ごとに1日あたりの
進捗を細かく管理していきます。

11月末から4月GW前までで7〜8周ほど繰り返していたため、この時点で「理解」と
「整理」はかなり進んでいる実感がありました。
そこで、記憶の定着を狙い、アウトプット主体の学習へ移行しました。

このやり方を本番直前の11月まで継続し、最終的には各科目とも20周程度をこなしました。

正直に言うと、この周回数はかなりきついです。
ただ、ここまでやり切ると基礎は確実に固まります。

また、科目を横断して毎日触れることで、結果的に記憶にも残りやすくなりました。

単に正解・不正解で終わらせず、
「なぜそうなるのか」を説明できるレベルまで確認することが重要です。

試験本番では、「基本問題を落とさないこと」が何より大切です。

2.記述問題への対策

GW明け以降は、記述対策にも取り組みました。

行政書士試験では、記述式が3問(行政法1問・民法2問)出題され、合計60点と配点も
大きい重要パートです。

とはいえ、満点を狙うのは難しいため、部分点を確実に拾う意識で取り組みました。
目安としては、最低でも20点は確保したいところです。

私は「出る順行政書士 多肢選択式・40字記述式問題集(LEC)」を2周した後、
「記述の神と禁断の戦略の2点セット【ゆーき大学】」を追加しました。

講義を通じて、出題が予想される論点や解答の型を学んでいきました。

ここで重要なのは、
論点ごとに「法律要件と効果」をアウトプットできる状態にすることです。

少なくとも、キーワードがすぐに思い出せるレベルまで持っていく必要があります。

例えば、行政事件訴訟法の「取消訴訟」であれば、
「原告適格」「処分性」「訴えの利益」といった訴訟要件を、即座に書ける状態にしておく
イメージです。

3.予想問題と予備校の模試

8月のお盆明け頃からは、実力を測るために「出る順行政書士 直前予想模試(LEC)」を
活用しました。

2週間に1回のペースで、日曜日の13時から本番と同じ3時間で解くようにしていました。
自宅受験ではありますが、「同じ曜日・同じ時間」で実施することで、本番を意識した
トレーニングになります。

また、模試は「解きっぱなし」にせず、
間違えた問題や曖昧な部分を必ず復習してから次に進むことが重要です。

さらに、8月末にはLECの「全日本行政書士公開模試」を会場受験しました。
会場の雰囲気を体感すること、受験者層を知ることが目的でしたが、この1回で十分でした。

結果は182点と合格ラインには到達していたものの、記述は12点。
「各問部分点はもらえるだろう」と思っていましたが、条文や判例の正確な言い回しが書けなければ
評価されないことを痛感しました。

この気づきは大きな収穫でした。

4.試験直前期の過ごし方

10月に入ると、いよいよ直前期です。

この時期は、記述対策を継続しつつ、過去問の回転スピードをさらに上げました。
具体的には、「2週間で1周」から「1週間で1周」へとペースアップ。
この段階になると処理スピードも上がり、同じ時間でもこなせる量が増えていきます。

試験は3時間ありますが、実際には時間が足りなくなることが多いため、スピード感を意識した
訓練は必須です。

また、この時期に新しい参考書に手を出すのはおすすめしません。

やり方を大きく変えるのも同様です。
中途半端が一番危険です。

ここまで来たら、

基礎をどれだけ徹底できるか
教えを素直に受け入れ、愚直に継続できるか

この2点に集中し、自分を信じてやり切ることが大切です。

ここまでやり切れれば、合格は現実的に見えてきます。
あとは、本番で力を出し切れるかどうかです。

次回は、試験当日の様子や得点結果、実際に感じたことについてお話しします。

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