この記事では、50代会社員の私が実際に行った行政書士試験の勉強法(前半)を解説します。

行政書士試験を受験しようと決意した時点では、本番まで約2か月しかなく、
受験申込期間も過ぎていました。

そのため、2025年度での合格を目標に据えて取り組むことにしました。

結論から言うと、働きながらでも「インプット→アウトプットの反復」を徹底すれば、
50代でも十分合格を狙えると感じています。

本記事では、その具体的な進め方を実体験ベースでお伝えします。

1.まず何から始めたか

まずは試験の全体像を把握するため、基本テキストを1冊選び、通読することから始めました。
書店で2〜3種類を見比べ、読みやすさを基準に選んだのが「合格革命 行政書士基本テキスト
(早稲田経営出版)」です。

科目は憲法、行政法、民法、商法・会社法、基礎知識など多岐に渡りますが、最初の1か月間
(9月)は深く理解しようとせず、全体をざっと「読み流す」ことに専念しました。

2.独学か通信かで迷った結果

当初は、仕事をしながら予備校に通うのは現実的ではなく、独学で進められるのではないかと
考えていました。

とはいえ、YouTubeで講義動画を探し、評価の高いものをいくつか視聴したところ、
「マジでイケてる行政書士講座【ゆーき大学】」 が分かりやすく、自分に合っていると感じました。
弁護士であるゆーき先生の解説が明快で、行政手続法から行政事件訴訟法まで一通り視聴。
学んだ内容をテキストに書き込みながら、10月は2周目の通読を行いました。

11月の行政書士試験終了後のタイミングで「神ノート」+「YouTube掲載のない講義動画」
の販売開始を知ります。
約13万円と高額で迷いましたが、「独学で失敗して2年目に突入するリスク」を避けるため、
思い切って購入しました。

結果的には、この判断は正解だったと思います。

なお、私自身は独学からスタートしましたが、短期合格を狙うのであれば、最初から講座を活用
するのも有効な選択だと感じています。

3.勉強の進め方(最も重要なポイント)

このタイミングから「合格革命 行政書士肢別過去問集(早稲田経営出版)」も併用しました。

・ ゆーき大学講義動画を視聴
・ 神ノートで復習
・ 過去問でアウトプット

この流れをひたすら繰り返します。

行政書士試験の勉強で最も重要だと感じたのは、
「理解し整理したこと」を「暗記」して「インプットとアウトプットを何度も繰り返すこと」です。

行政法・民法を中心に基礎固めを徹底しつつ、他科目も同様に周回。
私の場合、11月末から4月GW前までに7〜8周繰り返しました(最終的には各科目20周程度)。

単に周回数をこなすのではなく、

理解 → 整理 → 暗記 → アウトプット → 間違いの復習

この一連のプロセスを丁寧に回すことが重要です。

4.民法で苦労したこと

特に苦労したのが民法です。

法律要件や効果の暗記、条文・判例の言い回しなど、
覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返しでした。

そのため、過去問を解く際には重要箇所に下線を引き、
声に出したり、裏紙に書きなぐったりしながら記憶の定着を図っていました。

地味ですが、この繰り返しが一番効いたと感じていますし、記述問題の対策にも繋がります。

また、司法書士試験向け「オートマシステム民法Ⅰ~Ⅲ(早稲田経営出版)」も利用しながら、
より深い理解にも努めました。

5.実際の勉強時間(仕事しながらのリアル)

正確な記録はありませんが、総勉強時間は約1,500時間程度です。

・ 平日 : 朝1.5時間 + 夕方1時間 (計2.5時間)
・ 休日 : 4〜5時間程度

このくらいであれば、多くの方でも現実的に確保できるのではないでしょうか。

なお、やる気が出ない日や家庭の用事がある日は無理にやりませんでした。
継続するためには、ある程度の「ゆるさ」も必要だと思います。

また、まとまった時間が取りにくい場合は、朝の時間を軸にするのがおすすめです。
私自身も、朝が一番集中できました。

6.モチベーションをどう維持したか

モチベーションの源は、「このまま終わりたくない」という思いでした。

年齢で可能性を区切られることへの違和感や、
セカンドキャリアを充実させたいという気持ちが原動力になっていたと思います。

また、ドラゴン桜のセリフに出てくる、「お前らの人生のターニングポイントだ、モタモタしている
奴にチャンスはねぇぞ!」という言葉を自分に言い聞かせていました。

それから、行政書士として徽章を付け、「先生」と呼ばれている自分を想像することもありました(笑)。

一方で、

「毎日最低2時間やる」
「無理な日は思い切って休む」

といったメリハリも意識していました。

とはいえ、休んでばかりでは前に進まないので、そのバランスは大切だと思います。

7.50代でも本当に合格できるのか

結論として、50代でも行政書士試験に合格することは十分可能です。

確かに若い頃に比べて記憶力の低下は感じますが、
年齢だけを理由に諦めるのは非常にもったいないと思います。

試験勉強を通じて強く感じたのは、

・ 基礎をどれだけ徹底できるか
・ 先生の教えを素直に受け入れ、愚直に実行・継続できるか

この2点に尽きるということです。

人生は一度きりです。
挑戦する価値は十分にある資格だと思います。

次回は、実際にどのように勉強を継続して、本番試験を迎えたのか、
そして失敗や遠回り、途中で気づいたこと、きつかったこと等についてお話しします。

※この記事の続きはこちらをご覧ください。
50代から行政書士を目指した理由|役職離任をきっかけに考えたセカンドキャリア
50代会社員の行政書士試験勉強法(後半)|直前期・記述対策・模試のリアル
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